和のくつろぎを世界へ
作務衣専門の自社工場
当社は作務衣専門の自社工場を持っています。高品質を保ちながら、日本の職人が一枚一枚、丁寧に作務衣を作り上げる工場です。歴史と伝統を紡ぐ職人による製作で、厳しい品質基準と検品を行い、安心して着用することのできる高品質な商品を作り上げます。生地は糸からこだわり、日本全国の歴史ある産地にて作務衣に合う生地を織り、昔ながらの日本人の英知を取り入れつつ、現代の生活様式にあわせた機能、モダンなデザインの商品開発を行っています。
和の衣服だからこそ、日本製にこだわる
職人の働く環境を大切に、伝統技術を守っています。伝統的な和装を作るために必要な技術と、最新技術を取り入れた工場設備をもって、丁寧でありながらも現代にあわせた効率の良い商品づくりを目指しています。また、若手の日本の職人が増えるように、その働きやすい環境づくりにも力を入れています。私達は和の衣服を作るメーカーだからこそ、日本人の職人によって、その伝統と技術を受け継ぎながら作り続けたいと考えています。
若手に伝統を紡ぐ「いい会社」への取り組み
【受賞歴】
2019年 群馬県いきいきGカンパニー・奨励賞受賞
2019年 はばたく中小企業・小規模事業者300社受賞
2021年 経済産業省 地域未来牽引企業選定
歴史ある織都「桐生」から
当社のある桐生市は織物によって栄えた地域で、繊維の歴史は古く、約千三百年前の淳仁天皇の時代にまでさかのぼります。江戸幕府の保護のもと伸展し、天保三年には、桐生絹市が開始され桐生織物の基礎が確立され、その頃以降、『西の西陣、東の桐生』と言われ、高級品織物を中心に、昭和初期までは日本の基幹産業として栄えてきました。染色・洗浄に適した桐生川の水や、周辺に養蚕・製糸地帯をひかえるといった立地条件にささえられ、今日も織都・桐生では繊維関係の企業は多く、その歴史が受け継がれています。和粋庵もその桐生の繊維の歴史や伝統を継承しつつ、現代の生活にあわせた「くつろぎ着」を提供しているブランドです。1300年の伝統技術と先人たちの想いを礎に、末永く愛される「和のくつろぎ着」をお届けします。
私たちのものづくり
着心地・機能性・耐久性・デザイン性にこだわったものづくりをしています。作務衣の幅広い用途に合わせた生地・仕様をひとつひとつ研究し、商品開発しています。伝統を大切にしながらも、使い勝手の良いものづくりが私たちの誇りです。
作務衣縫製の細かな工夫例
・和装の肩のシルエットを大切に。背縫いで縫い合わせる肩はぎのない作務衣
・ステッチの見えない衿。和装の衿を綺麗に見せる落しミシンの技術
・後ろ股上の二度縫い。股上が裂けてくることを防ぎます。
・スリット部分に閂止め
・紐つけ部分の強化
日本製作務衣・甚平に特化し、商品の製作を続けており、そのオリジナル商品の種類は100種類を軽く超えます。サイズもSSサイズから4Lサイズまで幅広く作っており、商品によってはカラーも17色から選べます。日本製作務衣に関しては、他社にはない世界一の商品ラインナップを製造・販売している企業です。通常、作務衣・甚平の製造は、生地生産が盛んな地場産業として行うことが多く、その地域に特化した生地の作務衣や甚平の生産がおこなわれていますが、当社では、良い素材は全国から取り寄せ、染め加工も地域を選ばずバリエーションを豊富にすることで、地場産業の枠を超えた製品作りをしています。
作務衣という衣類
作務衣はもともとお寺の作業着でした。今もお寺でも日常的に使われています。そして、その動きやすさから、日本文化に関わるあらゆる仕事のための衣服として、職人や和食料理人の間で広まりました。それは蕎麦打ち、陶芸などが代表的なイメージかもしれませんが、あらゆる日本の職人の方に袖を通していただいています。ここでクラフトマンシップ、職人気質、その精神も作務衣の中に刻まれたようにように思います。 そして現在では、その着やすさや快適な着心地、衿のある和装特有の精神性や歴史、見た目の粋な着姿が再注目され、庶民のリラックスウェアや部屋着、普段着として広く親しまれるようになってきています。
「和」の豊かさを世界へ
作務衣は安らぎある衣でありながら、上品さを兼ね備えています。作務衣を纏うと素朴で飾らない在り方ができるのです。それが大変心地よく、穏やかな日々をその幸を享受しながら過ごせるのです。 さっと羽織るだけで大変足が軽く感じられ、なんだかわくわくする。いきいきと何かしたくなるような、作務衣はそのような心に切り替えることができる衣類です。なにか背筋が伸びるような精神的な心持ちになるのは、衿のある和装ならではの特徴かもしれません。職人と共に培ってきた歴史の重みなのかもしれません。和粋庵は、作務衣を通して「和」の豊かさを世界へ発信していきます。